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このたび、シアター・ミラクルでは劇場主催のワークショップvol.04&05を企画いたしました。
Vol.4は制作者・プロデューサー・劇団運営者の方向け、
vol.5は俳優の方向け。
できるだけ、多くの方にご参加いただきたく、
そして演劇をより身近に感じていただくための企画です。
奮ってご参加いただけましたら幸いです。

2014年6月21日(土)~7月6日(日)開催
vol.05 『俳優の研鑽のためのワークショップと試演会』 
講師
Aコース:池田智哉(feblabo・代表/新宿シアター・ミラクル支配人)
Bコース:上野友之(劇団競泳水着・主宰/TOKYO PLAYERS COLLECTION・代表)


2014年6月22日(日)
vol.04 『宣伝動画を作るWS(仮)』 
講師・飯田裕幸(映像作家)

詳細は後日発表!

シアター・ミラクルワークショップ企画 vol.5
「俳優の研鑽のためのワークショップと試演会」



■はじめに
 「会話劇」において、俳優が新たに使える選択肢を演出家とともに探していくワークショップ、および試演会です。
 2週間少しと短い時間ではありますが、あくまでも「作品」のためではなく、「俳優」のために行われるワークショップです。


 演出家が俳優に対して「演技指導」や「演技プラン」に言及することが、こと小劇場の稽古場ではよくある光景ではないでしょうか。
 しかし、そもそも「作品」を創作する稽古場で演出家の仕事は「演出」をすることであり、「演技指導」をすること自体が正しい姿ではないのではないか、俳優の研鑽は稽古場ではないところで行うべきではないか、という考えからこの企画は始まりました。


「俳優の研鑽のためのワークショップと試演会(仮)」は、俳優の演技の引き出し=選択肢を増やすための稽古場を設けます。
「一つ上手くなるために」このワークショップに参加してはいかがでしょうか。


■講師
Aコース:池田智哉(feblabo・代表/新宿シアター・ミラクル支配人)
Bコース:上野友之(劇団競泳水着・主宰/TOKYO PLAYERS COLLECTION・代表)


■日程
稽古:2014年6月21日(土)~7月3日(木) ※6月21日(土)に顔合わせも予定しております。
仕込み・場当たり・ゲネプロ:2014年7月4日(金)
試演会:2014年7月5日(土)・6日(日)


■場所
新宿シアター・ミラクル (※一部日程、6月26日・7月1日のみ都内公民館など)


■参加資格
・健康な18歳以上の日本語の通じる方。(使用戯曲は日本語のテキストを用いる予定です。)
・演技経験の有無は問いませんが、今後、俳優として活動していく意思のある方。
・基本的に、上記全日程(AもしくはB)に参加可能な方。特に仕込み~本番は全参加でお願いします。(日程は後に詳述)


■参加費
一般:13,000円(税込)  24歳以下:9,000円(税込)
試演会においては、動員数によって、チケットバックを予定しております。(チケット代は1000円前後を予定)
※参加費は一律です。欠席回があっても金額は変わりません。顔合わせの際に受付でお支払い頂きます。


■使用戯曲
最終的な参加者の人数、男女比によって決定いたします。
近現代に書かれた日本語のテキストを用いる予定です。
チームごとに異なるものをやる予定です。
参加人数によっては一部がダブルキャストになる可能性もあります。


■定員
特に具体的な定員は設けておりませんが、余りにも人数が多い場合など、場合によっては参加をお断りする可能性があります。


■募集期間
5月28日(水)0:00~6月10日(火)23:59 ※6月11日に参加確定のご連絡をいたします。


■応募先メールアドレス:
ws@t-miracle.jp
※件名は「俳優ワークショップ応募」として送信下さい。
※送信後、丸二日を過ぎても返信がない場合はお手数ですが、feblabo@gmail.com 03-5155-0788
までご連絡ください。


■ごあいさつ
2つの立場から、この企画を捉えています。


一つは演出家として。
先の「はじめに」に書いた「俳優の研鑽の場所」を作ってみたかった。
普段の芝居の稽古場ではなかなかできないことをこの稽古場ではやってみる予定です。


具体的な内容としては、
・「見せる」「見られる」
・アクションとリアクション
・「情報」の拾い方=「聞く」「見る」を考えてみる
・台本の意図を繋ぐための台詞と行間の捉え方
みたいなことを一緒に考えながら進めていく予定です。
作品を創る稽古場でも、一回のワークショップでも出来ないことを、この2週間で突き詰めてみたいと思います。


もう一つは劇場支配人として。
劇場が何のためにあるのか、をこのところずっと考えています。
もちろん「公演をやるため」ではあるのですが、もっと面白いことができないかなと。
例えば、「俳優のため」にあってもいいんじゃないか――。
今回は稽古から試演会までを(ほぼ)すべて劇場で行います。
こういった経験は小劇場ではなかなか出来ないと思います。
是非、この貴重な経験を共有できたらと思います。


ご応募お待ちしております。


池田智哉




俳優も演出家も、鍛えられるのは結局は「現場」だと思うので、
試演会という形ではありますが、本番に向けた稽古をする、という意味では、スタンスは通常の公演と変わりません。

ただ、会話劇に出演するに当たって必要と考える基本的な「意識」、
具体的なメニューとしては、

・聴く/反応/意識の分散
・台詞の種類/行間
・距離(物理的/心理的)
・共有
・提示

といったことも確認しながら進めていきます。
池田さんも書かれている通り、普段の稽古場や一回だけのオーディションではできないことにも、時間をかけたいと思います。

また、「技術」を教える/教わるのは俳優同士の方が良いと思っています。
例えば、僕は発声とかストレッチのことはあまりわかりません。

その代り、僕にとっての演出家の仕事(特技)とは、俳優の「魅力」を発見することだと考えています。

そして個人的な動機としては、今回をきっかけに一緒に芝居を創っていける、魅力的な俳優との出逢いを求めています。

受け身ではなく、自分で考え、発信できる俳優と、実践的な時間を共有できたらと思います。
僕も頑張ります。
経験は特に問いません。

ご応募、お待ちしております。

上野友之






■日程詳細
Aコース=演出:池田智哉 Bコース=演出:上野友之


6月
21日(土)顔合わせ/プレワークショップ A/Bともに18:00~ 
22日(日)OFF
23日(月)18~ A①
24日(火)18~ B①
25日(水)OFF
26日(木)18~ A② ※杉並区公民館
27日(金)18~ B②
28日(土)13~17 A③ / 18~22 B③
29日(日)13~17 B④ / 18~22 A④
30日(月)18~ A⑤ 
7月
1日(火)18~ B⑤ ※ミラクル以外の場所になる予定です。
2日(水)13~17 A⑥ / 18~22 B⑥ 
3日(木)13~17 A⑦ / 18~22 B⑦
4日(金)10~22(予定) 仕込み・場当たり・ゲネプロ
5日(土) 試演会
6日(日) 試演会


※A、Bコース双方ともにお互いの見学は自由。
※コースを跨いで演出家が見学することもあります。


■募集要項
1.希望コース (A演出:池田智哉 B演出:上野友之のいずれか)
2.名前(ふりかな)
3.性別
4.生年月日/年齢
5.身長/体重
6.出身地
7.所属(あれば)
8.過去2~3年の出演作品(舞台以外もあれば、多い方は代表的なものを5作品程度)
9.自分が思う俳優としての自分の武器・魅力
10.志望動機
11.電話番号(緊急時連絡用)/メールアドレス(連絡のつきやすいアドレスをお送りください)
応募に際して、写真を添付してください。(全身/バストアップ各一枚ずつ。スナップ写真可。)


※頂いた情報は個人情報としてシアター・ミラクル及びfeblaboが管理し、ワークショップ以外の目的で使用することはございません。


■講師プロフィール
池田智哉(いけだともや)
演出家・プロデューサー・劇場支配人。
東京都出身、1982年生まれ。明治大学活劇工房にて演劇活動を始め、2006年よりfeblaboの名前で、小劇場の制作業務、プロデュース、演出などを手がける。2014年までで、長短大小合わせて30本を超える作品をプロデュースしている。
シンプルな会話劇において、俳優の感情の機微を浮き彫りにする演出が特徴。
2013年5月より新宿シアター・ミラクルの支配人就任。
http://feblabo.net




上野友之(うえのともゆき)
脚本家・演出家・劇団競泳水着主宰。
1982年、北海道札幌市出身。
2003年、劇団競泳水着を旗揚げ。以降、全作品の脚本・演出を担当。
恋愛群像劇を中心に、独自に身につけた、映像的な構成と、俳優個人の魅力をひき出す演出が特徴。
2010年には個人ユニットTOKYO PLAYERS COLLECTION(通称:トープレ)も立ち上げる。
劇団の内外を問わず活動中。
http://k-mizugi.com